2019-01-01から1年間の記事一覧

美学 17世紀の絵画論(3)オランダ 授業用

読んで頂くテクストはこちらです。 www.dropbox.com アンゲルはレンブラントの故郷でもあったレイデンで活動した画家で、このテクストは、もともとは聖ルカの祝日に、画家たちの集会で行われた講演の原稿でした。レイデンには当時まだ画家だけの組合がなく、…

美学 17世紀の絵画論(フランス・アカデミー)授業用

授業で読んでもらうテクストのリンクはこちらです。 www.dropbox.com 小佐野重利 解題・監修「[原典資料紹介]シャルル・ル・ブラン『感情表現に関する講演』」、『西洋美術研究』第2号(1999年)、146-161頁。 『西洋美術研究』の第2号はアカデミー特集…

西洋美術史1 マニエリスム 授業

授業で見比べて頂く画像はこちらです。 左:ラファエロ(盛期ルネサンス)《聖母子と幼き洗礼者ヨハネ》1507/08年頃、ルーヴル美術館 右:ポントルモ(マニエリスム)《聖母子と幼き洗礼者ヨハネ》1529年、ウフィッツィ美術館

美学 17世紀の絵画論(1)イタリア 授業用

前回の「宗教改革・対抗宗教改革と美術理論」のフィードバックがまだですが、次の17世紀の絵画論(1)イタリア用のリンクを置いておきます。 www.dropbox.com この論文の書誌情報は以下の通りです。 清瀬みさを「「黙せる詩」Muta poesisをめぐって--ベッロ…

西洋美術史1 北方ルネサンス1(イタリア・ルネサンスとの比較)

北方ルネサンス1,2では、それぞれ主に初期ネーデルラント絵画とドイツ・ルネサンスを扱います。 ネーデルラントとは、だいたい今のベルギーとオランダに相当する地域です。16世紀後半まで、このネーデルラントという地域は文化的な一体感を持ち、また政治…

美学 マニエリスム期の美術理論 フィードバック

読んでいただいた論文「蜜蜂としての模倣 ーマニエリスム時代の模倣概念」、如何でしたか。結構難解な文章ですので、分からなかった部分が多くてもあまり気にしないで下さい。ただ修辞学や文芸理論に関わる部分は、日本文学科の方にとっては有益なのではない…

美学 芸術における様々な競合のフィードバック(補足説明)

ヴァルキのテクスト、読んでみてどうでしたか? どちらが優れているかなんて、あまりにも素朴な(あるいは幼稚な)考えのようにも思われたでしょうか。そんな議論よりも制作に打ち込もうというミケランジェロの上手なスルー返事に、同意する人も多いでしょう…

西洋美術史1盛期ルネサンス

ワークシートの狙いと復習 盛期ルネサンス期には、フィレンツェから①教皇庁が力を持ったローマと、②海上貿易で富を蓄積させたヴェネツィアへと中心地が広がり、遷移していきます。まずそれぞれの場所をおさえておきましょう。 (そのうえで、レオナルドが活…